プラセンタ注射について
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プラセンタ注射は、更年期障害(多汗、のぼせなど)の方は45-59歳では保険適応ですが、上記の年齢以外、美容、健康維持、育毛等の目的では自費診療となります。

なぜ今更プラセンタ?と思われるかもしれませんが、当院の女性スタッフが更年期障害に対して同注射を行ったところ、効果を感じたから…というのが治療に取り入れたきっかけです。40代から使っていた他のスタッフもアレルギー性鼻炎や肌の調子がよいとのことで、定期的に注射しています。

プラセンタとは、胎盤から抽出されるエキスのことを指し、多様な成長因子、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などを豊富に含んでいます。これらの成分は、活性酸素を除去し、身体の修復や再生を促進し、免疫力を高める効果があります。

効果

  • 更年期障害による諸症状(のぼせ、冷え、イライラ感、疲労、多汗、肩こり腰痛など)
  • アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻炎などのアレルギー症状に対する改善効果
  • 肌質の向上、育毛効果

*男性更年期にも効果はあるとされていますが、保険適応はありません

プラセンタが皮膚科的に注目される効果は、肌の質の向上です。ニキビ、アレルギー症状などにも効果を認める場合もあります。また、育毛や疲労回復や免疫力の向上、更年期障害の軽減など、全身的な健康維持にも効果があるとされています。

保険適応

  • 45-59歳までの女性の更年期障害
  • 1回 1アンプル 週2-3回まで

最初の1ヶ月は週1回以上の投与がおすすめです。その後は2-4週間に1回でも効果あるとされています。

自費初診

  • 1回に2アンプルまで可能
  • 1アンプル 1100円
  • 2アンプル 2000円
  • プラセンタのみの場合 初診料 800円          

副作用、リスク

  • 注射部位の腫れ内出血が出る場合がありますが、数日で引きます。
  • 本剤を使用した方の献血や臓器提供は原則として禁止されています。
  • 稀に、アレルギー(当院のメルスモンには添加物としてベンジルアルコールが含まれていますので、添加物アレルギーのある方はお勧めしません)や肝障害を起こすことがあります。注射後に倦怠感などが出る場合は医師に相談下さい。

プラセンタは、ヒトの胎盤から作られているため感染の危険性はゼロではありませんが、酵素処理や高圧滅菌によりウィルスを不活化させています。昭和31年から日本でプラセンタ注射の治療が開始されて以来、クロイツフェルト・ヤコブ病等を含めて感染症の報告はありません。