帯状疱疹ワクチン

当院では以下の2種類の帯状疱疹ワクチンを取り扱っております。
いずれも小児期に獲得した水痘帯状疱疹ウイルスに対する免疫が低下してくる50歳以上に適応とされています。
現在2つの製品(シングリックス、ビケン)があり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師に相談していただき、ご自身に合ったワクチンを選択してください。

「50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防」の適応がある薬剤の比較表

ワクチンの種類
(商品名)
生ワクチン
(弱毒性水痘ワクチン「ビケン」®)
不活化ワクチン
(シングリックス筋注用®)
費用8,800円/1回(税込)22,000円(税込)×2回
合計44,000円(税込)
用法・用量0.5ml/回 皮下注射 1回 投与0.5ml/回 筋肉注射 2か月間隔で2回投与
長期予防効果5~7年程度(個人差あり)10年程度(個人差あり)
神経痛予防効果
(接種後4年半時点)
66.50%50歳以上:100%
70歳以上:85.5%
特徴・免疫が低下している方や、免疫を抑える治療をしている方は接種できません。

・不活化ワクチンより費用は低額ですが、有効性は劣ります。
・免疫が低下している方や、免疫を抑える治療をしている方でも接種可能です。

・帯状疱疹後神経痛の発症を減らす効果も期待できます。

・生ワクチンより有効性は高いとされますが、費用は高額となります。
主な副反応局所反応(50.6%)、発熱(1~5%)、水痘症発疹(1%)など局所反応(80.8%)、筋肉痛(40.0%)、疲労(38.9%)、頭痛(32.6%)など